いやはやすごい選挙でしたね。
良くも悪くも、極端な結果だなぁと率直に感じます。
どうやらP&G関連で検索エンジンからこのサイトに来られる方が多いらしく、
その割には関連記事が少なすぎて申し訳ないので、今回はP&Gの夏選考「サマービジネススクール」に関する記事を書きます。
(Business Schoolとあるものの、れっきとした選考会です。)
GDについてと、P&Gを受けるなら読んでもらいたい本について。
結構長くなりましたが、是非読んで頂けたらと思います。
【注】記事タイトルを変更しました
応援宜しくお願いします!
GD(グループディスカッション)、とりわけP&G選考のGDにおいて気をつけて置きたい事を、以下3つに分けて述べてゆきます。
社員の方からのフィードバックや、自分の経験からそう考えた内容です。
1.目標の掘り下げ、明確化。
何が何でも大事なことです。
要するに、「ゴールはどこにあるの?」ってこと。
勿論目標はGDの前に提示してくれます。
が、それはあくまで抽象度の高い、ぼんやりとしたゴールです。
それをもっと具体的で、かつチーム全員が共通認識として持っていられるようなゴールとして提示することがまず必要とされるのです。
例えば、○○の売り上げを1位にして下さい、という目標。
一見明確なようで、でも全く数値化のなされていない、曖昧な目標です。
1位になるためには競合と比較して売り上げを○○%アップしなければいけない、更に言うと○○円という売り上げ金額を現状より多く叩き出す必要があり...
といった掘り下げが必要になりますよ、っていう事です。
具体的な数値が明確になれば、戦略の立て方も安易になります。
それは個人の思考としての問題だけでなく、メンバー全員が同じ方向を向ける、ということでもあるからです。
しょーもない役職決めとかしてる暇あったら、早く目標の掘り下げしときましょう。
2.情報の重要度付け
P&GのGDの特徴は、その圧倒的な情報量の多さにあります。
とにかく数字、グラフだらけの資料が全員に配布されます。
さて、情報というものは、それに対する解釈があって初めて価値を持つものになると私は思います。
一つのグラフからその場において有益とみなされるような情報は何なのか、それを探しながら議論は進んでいきます。
が、それをしっかり読み込んで、かつ全体で共有するのって凄く時間がかかります。
要するに何が言いたいかというと、膨大な資料から重要度の高い低いを見抜かないと、議論を進める時間が圧倒的に足りなくなってしまうということです。
初めから最後までみんなで見ていったら、間違いなく時間は足りません。
資料を解釈し、その重要度を見抜いた上で取捨選択しながら議論の材料として用いること、それが必要になると思います。
3. 状況の俯瞰
最後に、当たり前のことですが、しっかり冷静に周りの状況を見て、場に則した振る舞いをしてください。
個人的には、役割分担は初めから決めておくべきものではなく(書記くらいはいいかもしれませんが)、それぞれの特性、相性から自然に生まれるものであると思っています。
例えば、全員がとにかく必死で自分の考えを喋ろうとしている時、それに負けまいと喋り続けるのもナンセンスです。
周りがまともなことを言っているのなら、その意見をまとめ、活かしながらチームを更に次の議論へ引っ張っていけるような振る舞いをすればいいのです。
逆に周りが喋らないなら、意見を引き出したり問題提起をするなど、自分の思考、アイデアをチームの状況を踏まえた上で、議論に適応させてゆけばいいかと思います。
そのためには、自分の特性や得意な役割などを予め意識しておくのもいいかもしれません。
最後に書籍の紹介です。
P&Gという会社に興味があるなら是非読んで頂きたい一冊。
日本人初のP&G米国本社ヴァイスプレジデントに就任された女性、和田浩子氏が人材育成について記した書籍です。
とりあえず、読んどきましょう。
華やかなキャリアの裏にある泥臭い努力の跡や、企業を成長に導いた素晴らしき戦略が伺えます。
そしてP&Gの求めるリーダーシップについても述べられており、一読の価値あり。
そろそろ1st Stage真っ最中の時期でしょうか。
勝負は2nd Stageからなので、皆さん頑張ってください。
検討を祈ります。
応援宜しくお願いします!


