2009年07月24日

【書評】如何にユーザーを惹きつけ、事業として成長させるか〜『600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス 』

起業・新規事業に興味のある人は必読・・・

どうやってユーザーを惹きつける? どうやって儲ける? どうやったら皆に「ありがとう」と言ってもらえる?
どうやって会社を運営する? ・・・そもそも何のために起業するの???

一人暮らしで自炊してたら女性でなくとも使う人はいるかもしれない、
日本最大の料理サイト「クックパッド」というビジネスについての本です。




起業家の方の話を伺ったり、著書を読んでいつも感じることは、
ブレがない、ということ。

なんでそこまでやれるの?という問いかけの答えには、必ずその人の根っこがある。
そしてそれは企業にも根付いてゆく。すると儲けも後からついてくる。
理念的な部分でも考えさせられる部分がありました。

そして収益構造という戦略面。理念と上手くマッチした秀逸さ。
よくビジネスプランとか考えてたらついつい安易な広告収益に頼りたくなるものです(自戒を込めて)。
けど、それって本当にwin-win-winなの???
ユーザーはそんな広告があって本当に嬉しいか? 広告主は期待通りの成果を得られるか?

クックパッドというビジネスは、実はとことん謙虚で誠実、とことんstrategicでvisionaryなものだった。


やっぱりビジネスは面白くて、素晴らしいと感じさせられた一冊でした。



600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)









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2009年07月23日

やってくる時を 待ち焦がれている。

追悼、アベフトシ。
元thee michelle gun elephant、ギター担当。

あの激しく獰猛で、しかしどこか綺麗なギターの音がもう聞こえないのか。
悲しすぎてやるせないですね。
天国まで聞きに行きたいよ。

久しぶりにライブ映像を見ましたが、なんかもうかっこよすぎてやるせない。
音楽を聴くだけで世の中って素晴らしいと思えますよ。
それって凄くないですかほんとに。

尊敬すべき人は沢山います。友人や先輩、経営者や学者、ミュージシャンのような人たち。

本当に色々だけど、けどたぶんその人らを尊敬する理由っていうのは、根本を見れば誰も一緒なのかもしれません。
決してブレない強い軸があって、それを何らかでぶつけている。
その対象は様々で、普段の大学生活かもしれないし、ビジネスや会社経営かもしれない。ベンチャー企業の社長にも心から尊敬できる人を多く知っている。

ミッシェルとか、こういう人らもたぶん一緒なんですよ。
等身大のその人すべてを音楽でぶつけてるんだろうなぁって。僕は音楽したことないから分かんないですけど。
上手く言語化できません。とにかくかっこいいしすげえなぁって思うし、心から憧れを尊敬を抱きます。

だから、今はひたすら彼らの音楽を聴いています。


Mステ『ミッドナイト・クラクション・ベイビー』


Last Live『世界の終わり』
posted by ウエハラ at 01:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月19日

【書評】誇りと志を持って働きたい人へ〜『プロフェッショナル原論』

組織に属さず、目先の利益にとらわれず、
かつ自由で、社会に大きな価値を提供する仕事。

プロフェッショナル

そんな仕事に憧れませんか?





著者の波頭亮氏は、外資系経営コンサルティングファーム マッキンゼーを経てXEEDを設立、経営コンサルととして少数精鋭の組織で活躍している。
そのような経歴を持つ人間が、プロフェッショナルのあり方とその課題を述べている。

序盤の方では、プロフェッショナルの仕事の素晴らしさについてとにかく語られており、
正直若干辟易とすることは無きにしも非ず・・・。

しかし、本書には非常に重いメッセージがある。
そして、それに共感できる人は、学生であれ多いのではないか。

目先の利益、ステータスにとらわれ、資本主義の合理性の中に飲み込まれてゆくこと。
言われたことをこなす仕事の中で、誇りを失ってゆくこと。
そんな未来に恐怖を抱く人は、きっといるだろう。

上記のことが悪である、とは言わない。
しかしそこに偏らないバランス感覚は、必要となるはずである。



本来プロフェッショナルであったはずの職業から、プロフェッショナリズムが失われている。
それを危惧する著者からの、強烈で重いメッセージ。

序盤にあるプロフェッショナル賛美は、その実、戒めが込められているのだろうと感じる。
本書ではコンサルタントや弁護士、医者などがプロフェッショナルの例として挙げられているが、本質的な部分では、どの職業であれプロフェッショナリズムは欠かせない。

就職活動に臨む、もしくは就職に向けて過ごしている同期の学生の方々にも多く読んでいただきたい本である。


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posted by ウエハラ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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